INTRODUCTION

新型ウィルスによって、人肉を喰らう死者=通称“ギンプ”が大量発生し、文明の99%が絶滅した世界――。とある学園に、ひたすら戦闘訓練に励む7人の少女たちがいた。家族をギンプに殺された孤児であり、外の世界をまったく知らない彼女たちは、未来を託された人類復興の光ともいえる存在だったが、ある事件を機に、学園に対する疑惑を募らせる…。

未来のために戦う7人の少女たちを演じるのは、声優、イラスト、コスプレなど、さまざまなジャンルでの活躍を目指す、異色アイドルユニット「虹のコンキスタドール」(通称・虹コン)。近年、新たな展開をみせるアイドル戦国時代において、インディーズ時代から着実にファンを増やし、17年4月にはメジャーデビューを果たすなど、さらなる飛躍を遂げている彼女たちが、今度は日本映画界をレインボウカラーに染める!

自ら歌う主題歌「†ノ―ライフベイビー・オブ・ジ・エンド†」に乗せ、『KARATE KILL/カラテ・キル』の亜紗美ら、クセ者俳優たちを相手に、新たに女優としての顔も魅せる虹コンの個性が全編炸裂! また、ジョージ・A・ロメロ監督作『死霊のえじき』をはじめとする、さまざまなゾンビ作品に捧げられたオマージュも見どころといえる。

監督を務めたのは、『探偵は BAR にいる』シリーズや『リアル鬼ごっこ』など、数多くの作品でガンエフェクトを務めてきた新鋭・遊佐和寿。本作でも虹コンメンバーに、さまざまな銃器を持たせ、過激かつマニアックなガン・アクションを演出。また、『ヒーローマニア-生活-』『虎影』などの人気脚本家・継田淳と強力タッグ! 怒涛のクライマックスに向け、加速していく意外なストーリー展開から目が離せないだろう。

ワールドプレミアとなった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」では、虹コンファンだけでなく、映画マニアにも熱狂的に迎えられた本作『聖ゾンビ女学院』。近年のゾンビ映画ブームにおいて、コンキスタドール(征服者)となる、世界標準のゾンビ映画がここに誕生した!

STORY

新型ウィルスにより人肉を食らう死者=通称“ギンプ”が大発生し、文明の99%が滅び去った世界。ギンプ除けのフェンスがはりめぐらされた校舎で、人類の未来を託された七人の少女たちが学園生活を送っていた。ノノカ、モエ、エミリ、ナギ、アカリ、カリン、ミユ―― 外の世界を知らず、教師たち以外の人間を知らず、ひたすらギンプとの戦闘法を叩きこまれて育った七人。しかし、ノノカが連日見る悪夢をきっかけに、その日常は揺らぎはじめる。そしてある日、事件は起きた。訓練中にモエがギンプに噛まれたのだ。ノノカの胸にわきあがる学園への疑念。校長との衝突。やがて、激しい戦いの末に、少女たちは恐るべき真実を知ることになる……!